渡邉義浩(2011)『三国志―演義から正史、そして史実へ―』中公新書

『演義』では蜀漢を正統とするが、陳寿の『三国志』では曹魏を正統とする。陳寿は蜀漢の旧臣から西晋の史家となったため、『三国志』においては劉備こそが後漢の継承者であるという思いを仄めかしながらも、曹魏から正統に国家を譲り受けた西晋の視点、つまりは曹魏を正統とする視点とせざるを得なかった。

それぞれの視点で曹操、関羽、諸葛亮、そして三国志の時代を眺めてみると、これまで我々が想像してきた三国志とは違った世界が見えてくる。



読売新聞「古典のAI解読 埋もれた知を掘り起こしたい」

 国文学や歴史学など人文学の分野で、先端技術を活用した研究手法の導入が進みつつある。埋もれた資料の発掘や新たな発見につなげたい。  注目されているのは、人工知能(AI)による「くずし字」の解読だ。くずし字は平安時代から明

平安時代の女官の文章、戦国大名がやりとりした書簡、江戸時代の庶民が残した商いの記録。くずし字で書かれた資料は国内に数億点規模で残るとされるが、解読されたのは一握りにすぎない。

「数億点規模」がAIでサクッとデータ化されると、近世の民衆史が大幅に書き換わるかも。


帝京大学総合博物館企画展「古代多摩に生きたエミシの謎を追え」

人には「才能」がある。その才能を「開花」させるためには気づきを与える「環境」と、自らの努力がいる。帝京大学は、一人ひとりの才能を開花 させる環境をご用意しています。

「エゾ」の前、「エミシ」と呼称されていた頃の痕跡。どのような生活を送っていたのか。

  • 期間
    • 2019年10月15日(火)~2020年1月14日(火)
  • お問い合わせ
    • 帝京大学総合博物館(八王子キャンパス ソラティオスクエア 地下1階)
    • TEL:042-678-3675

北前船主の館・右近家

 江戸中期~明治に大坂と蝦夷地を結んで日本海を回った商船「北前船」。五大船主に数えられる右近家の10代目権左衛門が15年ほどかけて拡充し、1901(明治34)年に完成した切り妻2階建て屋敷が公開されて…

2019年10月20日の朝日新聞デジタルの記事。

北前船といえば函館、松前、江差など道南各地とも縁が深く、高田屋嘉兵衛が有名である。

右近家10代目右近権左衛門は、北前船経営の近代化を図ったほか、日本海上保険会社(現 損保ジャパン日本興亜)の設立に大きな役割を果たした。


TSUMUGU 紡ぐプロジェクト

文化庁、宮内庁、読売新聞社による「紡ぐプロジェクト」公式サイト。日本の美と文化に出会えるポータルサイトです。

歴史・文化財系でこれほどデザイン性の高いサイト見たことがありません。見事なポータルサイトです。

「TSUMUGU Gallery 紡ぐギャラリー」は、絵画や彫刻など日本美術の名品を美しいデジタル画像で保存し、まるで目の前にあるかのような感動をお届けします。

この「紡ぐギャラリー」がまたすごい。学芸員ら専門家の解説、風神雷神図屏風と唐獅子図のデジタル画像、ともに素晴らしい。モニタに釘付けになってしまいます。


郷土資料館第9回特別展「北斗市縄文展~土器たちの『かお』と『かお』のない土偶~」

北斗市の郷土資料館の展示情報です。

『かお』(顔面の表現)の無い、茂辺地地域の遺跡から出土したちょっと不思議な土偶たちも展示

開催期間

  • 2019年9月20日(金)~2019年11月10日(日)※10月7日(月)は休館日のためのぞく
  • 午前9時開館~午後5時閉館

会場

  • 北斗市郷土資料館 特別展示室(北斗市総合分庁舎どり~みん2階)

入場料

  • 無料

苅米一志(2015)『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』吉川弘文館

古文書解読と言えば、一文字一文字何という文字なのかを紐解いていく作業を思い浮かべるだろう。「ゟ」、「候」、「御」、「被」、「而」など独特なくずし字を最初に教わった人も多いはず。古文書辞典類もかなり充実しているし、有名な史料であれば翻刻されているものも多い。

一方で、それをどのようにして文章として読むかというと、これを学ぶ機会がなかなかない。学生時代は、先生の読み上げるのを聞いて学ぶことができた。独学では読み方を知る方法はないに等しい。なぜそう読むのかもわからない。

本書は、古文書の訓読に焦点を当てたもの、これまで見たことのない一冊である。正確な訓読ができなければ、正しい解釈もできない。正しく解釈できなければ文字を読めても文書を読めることにはならない。初学者はもちろん、学び直しの方にも必読の書である。

学生時代に出会えなかったことが悔やまれる。


五稜郭の文化価値を考える会設立5周年記念講演会・シンポジウム

五稜郭の文化価値を考える会設立5周年に際し、基調講演・シンポジウムが開催されます。

日時: 令和元年9月12日(木) 13:30〜17:00
会場: 北海道教育大学函館校 14番講義室(函館市八幡町1番2号)
定員: 150名
参加費: 500円

  • 基調講演「近世囲郭としての五稜郭の特異性〜日欧比較地誌の観点から〜」 戸祭由美夫氏(奈良女子大学名誉教授)
  • シンポジウム「五稜郭の文化価値と世界文化遺産登録への道」
    • パネラー 戸祭由美夫氏(奈良女子大学名誉教授)、小林和美氏(大阪府堺市役所 文化観光局文化部文化財課)、田原良信氏(元箱館奉行所館長)

主催: 五稜郭の文化価値を考える会
共催: 函館日仏協会・函館の歴史的風土を守る会


第5回 郷土の歴史講座「洋学史学会函館大会 北海道の洋学と対外交流」

函館市中央図書館の郷土の歴史講座の一環として以下のとおり開催されるそうです。

  • 日時: 令和元年9月7日(土) 12時30分〜17時00分(開場12時)
  • 開場: 函館市中央図書館 視聴覚ホール
  • 定員: 150名 入場無料 入退室自由

■基調講演

  • 12:50~13:30「箱館の通商開港と諸術調所・洋学」 清水憲朔氏(はこだて外国人居留地研究会会長)

■研究報告

  • 13:30~14:00「薩摩藩士肝付兼武と幕末の箱館」 塚越俊志氏(法政大学第二中高等学校非常勤講師)
  • 14:10~14:40「「開拓使」という経験:植民地経営と西洋文明の受容」 武藤三代平氏(北海道大学大学院文学研究科)
  • 14:40~15:10「ライデン大学蔵「蝦夷草木之図」並びに「蝦夷ケ島言語」の成立過程とその活用と評価について」 桂川靖夫氏
  • 15:10~15:40「シーボルトに贈呈された最上徳内作製の材の標本の説明」 加藤僖重氏(牧野標本館客員研究員)
  • 15:40~16:10「幕末期長州藩と海外留学生」 小川亜弥子氏(福岡教育大学)

■シンポジウム

  • 16:30~17:00「幕末期箱館の洋学史における位置」

参考


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