北斗市郷土資料館特別展示室にて令和6年度北斗市郷土資料館特別展「国指定史跡 松前藩戸切地陣屋展」が開かれている。
- 令和6年度北斗市郷土資料館特別展「国指定史跡 松前藩戸切地陣屋展」
- 期間:令和6年7月31日(水)まで ※午前9時~午後5時まで。毎週月曜休館。
- 場所:北斗市郷土資料館特別展示室
- 料金:無料
- 主催:北斗市教育委員会
ほとんど知られていない松前藩戸切地陣屋について、洋式軍学理論に基づく稜堡式築城術を採用した日本初の城郭であることや、ヴォーバンの築城理論に基づくものであることなど、最新の研究成果が紹介されている。
戸切地陣屋の設計者である藤原主馬(重太)の経歴や当時の史料が丁寧に精査されている。主馬は、佐久間象山の五月塾で学んだ際、ヴォーバンの築城理論をサヴァール教本により学び、それを基に戸切地陣屋を設計していた。このことは、戸切地陣屋の軍事史における意義の再評価につながるのみならず、日本の洋式城郭研究に新たな視座を提供するものと考えられる。
展示に係る詳しい内容は、『北斗市郷土資料館研究紀要第1号』にて明らかとなっているため参照されたい。
- 北斗市郷土資料館研究紀要第1号(2024-06-09(日) 15:08:38アクセス)
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